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人造大理石と人工大理石の違い、種類と特徴を解説!
今回のブログでは、「人造大理石」と「人工大理石」の違いについて解説します。それぞれの特徴を理解し、最適な選択をするための情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも「人造大理石」と「人工大理石」って何が違うの?
どちらも見た目は大理石に似ていますが、実は全くの別物です。
人造大理石
主成分は鉱物と樹脂です。美しさに加え、加工性や耐久性に優れているのが特徴です。
歴史
人造大理石の起源は、古代ローマ時代にまで遡ります。当時の人々は、砕いた大理石や石灰などを混ぜて建材を作り、建築物やモザイク画などに使用していました。その後、技術の進歩とともに、セメントや樹脂を混ぜることで、より強度と美しさを兼ね備えた人造大理石が誕生しました。
人工大理石
主成分はポリエステル樹脂やアクリル樹脂で、天然大理石は含まれていません。価格が安く、カラーバリエーションが豊富な点が魅力です。
歴史
人工大理石は、1960年代にアメリカで開発された比較的新しい素材です。アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とし、天然大理石の風合いを再現しつつ、加工性や耐久性を向上させました。その美しい見た目と手頃な価格から、急速に普及していきました。
キッチンカウンターには、耐久性・耐熱性・耐水性に優れた「人造大理石」がおすすめです。
ダイワ建材で取り扱っている3つの人造大理石(エンジニアリングストーン)
シーザーストーン(Caesarstone)
特徴
- 圧倒的な耐久性
- デザインの多様性:豊富な色・柄・質感で、様々なスタイルに対応。
- 清潔さ:非多孔質表面で、バクテリアやカビの繁殖を抑制。
- お手入れ簡単:日常的な水拭きと中性洗剤でOK。
- 大判サイズ:標準サイズは3000x1400mmだが、一部コレクションでは3300x1600mmのジャンボサイズも選択可能
こんな方におすすめ
- 長く美しいキッチンを保ちたい
- デザインにこだわりたい
- 清潔なキッチンを維持したい
- 広々としたキッチンカウンターにしたい
サイルストーン(Silestone)
特徴:
- 環境配慮:HybriQ+®技術で、天然鉱物とリサイクル素材を融合。
- 抗菌力:Silestone®️ N-Boostで、バクテリアの繁殖を抑制。
- 多彩な表情:大理石・コンクリート・テラゾなど、質感も豊富。
- 大判サイズ:最大3250 x 1590 mmで、継ぎ目の少ない仕上がりに。
こんな方におすすめ:
- 環境に優しく、衛生面も重視
- 質感やデザインにこだわりたい
- 広々としたシームレスなカウンターにしたい
フィオレストーン(Fiore Stone)
特徴:
- 天然大理石の再現性:最新技術で、天然石の美しさを忠実に再現。
- 高い耐久性:表面硬度が高く、傷や汚れに強い。
- 大判サイズ:最大3000 x 1400 mmで、継ぎ目のないデザインが可能。
- 環境配慮:製造過程での廃棄物削減など、環境に配慮。
こんな方におすすめ:
- 天然大理石の高級感を手軽に楽しみたい
- 耐久性と美しさを両立させたい
- 環境に配慮した素材を選びたい
- シームレスなデザインにしたい
まとめ:優先順位でえらぶ人造大理石
- とにかく丈夫で長持ちさせたい → Caesarstone
- 環境に優しく、衛生面も重視 → Silestone
- 天然大理石の美しさを手軽に → Fiorestone
それぞれの魅力を理解し、あなたのライフスタイルや好みにぴったりの人造大理石で、理想のキッチンカウンターを実現しましょう!
性能面はどれもそれぞれ優れており、若干の意匠の違いがある程度です。ダイワ建材ではサンプルをご提供しておりますので、お気軽にお取り寄せいただき、質感の違いを体感ください。
※現在フォーム上「サイルストーン」の選択肢がございませんが、ご希望いただきましたらお送りいたしますので、お気軽にご要望ください。
さらに詳しく知りたい方は…
ショールームで、実際の商品を見て触れて、質感や色合いを確かめることをおすすめします。専門スタッフに相談することで、最適な素材選びのアドバイスも受けられます。
固い人造大理石を美しく加工するために
ダイワ建材では、人造大理石を美しく加工するためのウォータージェット技術を駆使しています。この技術により、キッチンに求められる硬さと美しさを実現しつつ、加工が難しいとされる素材にも対応可能です。私たちの技術力が、理想的なキッチン空間を創り出すお手伝いをいたします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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