ブログBlog
人工大理石加工の裏技を伝授!アクリル系からクオーツストーンまで、素材別の対処法
人工大理石は、その美しさ、多様性、耐久性から、住宅やオフィスのキッチンやバスルームのカウンターに広く使用されています。しかし、その加工には素材ごとの特性を理解し、適切な方法で行うことが不可欠です。
今回は、弊社が長年の経験から蓄積してきた、人工大理石加工の方法を素材別にご紹介します。
アクリル系人工大理石(ハイマックス、コーリアン、スタロン)の加工ポイント
アクリル系人工大理石は、比較的柔らかく、木工用の刃でもカットできます。ただし、熱による変形を防ぐため、刃の速度は低めに設定し、徐々に上げていくことが重要です。
また、シームレスな仕上がりを実現するには、専用の接着剤を使用し、適切な温度と圧力で圧着する必要があります。弊社では、メーカー認定の専用接着剤と熟練の技術で、美しく強度の高い継ぎ目を実現しています。
クオーツストーン(シーザーストーン、サイルストーン、フィオレストーン)の加工のポイント
クオーツストーンは非常に硬度が高く、通常の刃ではカットできません。弊社では、湿式のテーブルソーで外形寸法をカットし、開口部などはウォータージェットを用いています。これにより、精度の高い切断面と、熱による変形を防ぐことができます。
また、クオーツストーンの接着には、UV硬化型の専用接着剤を使用します。これにより、短時間で強固に接着でき、継ぎ目も目立ちません。
素材に合わせた研磨技術で、美しい仕上がりを
人工大理石の美しさを最大限に引き出すには、素材に合わせた研磨が不可欠です。弊社では、アクリル系には専用の研磨クリームを使用し、クオーツストーンにはダイヤモンドパッドを使い分けることで、どちらも美しい光沢を実現しています。
また、エッジの処理には、ウォーターエッジやダブルベベルエッジなど、様々な手法を用意しています。お客様のご要望に合わせて、最適な仕上げをご提案いたします。
まとめ
人工大理石は、素材ごとに加工方法が大きく異なります。弊社では、長年の経験と最新の技術を駆使し、どの素材でも美しく耐久性の高い仕上がりを実現しています。
キッチンやバスルームのカウンター施工でお悩みの際は、ぜひダイワ建材にご相談ください。弊社の熟練スタッフが、最適な素材選びから施工まで、トータルでサポートいたします。
こちらの記事もおすすめ
-
大理石や人造大理石(シーザーストーン)を切るにはホームセンターに売っているミニサンダーでも大丈夫ですか?
キッチンカウンターの素材やDIYに関する質問に勝手に答えるブログ-22年4月- 今回のお悩み 大理石の天板にガス機器をつけたキッチンがほしいのですが、どうやったら購入できますでしょうか?作ってもらうしかないでしょう大理石 […]
-
セラミック加工の最先端技術:ウォータージェットとは?
23年11月号 ダイワ建材は、70年以上にわたり、多くの建築現場で建築会社や建築家の方々と協力し、高品質な製品を提供してきました。 そのひとつひとつを作り出した経験、ノウハウが積み重なり私たちの技術の底辺を支えています。 […]
-
話題のAIに、カウンターの材質はどれがいいか?聞いてみました
今回のトピックは、多くの建築業界のプロフェッショナルが自身のプロジェクトで直面するであろう、キッチンカウンターの材質選びに焦点を当てています。 セラミック、ステンレス、人造大理石、クオーツストーンといった様々な選択肢があ […]
-
最近人工大理石で「スタロン」という名前をよく聞くようになったのですが、どんな特徴があるのでしょうか?
キッチンカウンターの素材やDIYに関する質問に勝手に答えるブログ 今回のお悩み 最近人工大理石で「スタロン」という名前をよく聞くようになったのですが、どんな特徴があるのでしょうか? ご質問にお答えいたしますね。 ご質問の […]