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メラミンカウンターとは?特徴や人工大理石・クォーツストーンとの違いを解説

店舗の受付カウンターやオフィスのカウンターデスク、住宅の造作カウンターなど、私たちの身の回りで広く使われているのが「メラミンカウンター」です。キッチンの扉材や家具の表面材としてもなじみのあるメラミン化粧板を天板に仕立てたもので、意匠の自由度と日常の扱いやすさを備えた素材として、多くの現場で採用されています。

今回は、人工大理石やクォーツストーンをはじめとする天板の加工・販売を手がけるダイワ建材の視点から、メラミンカウンターの構造や主な特徴、人工大理石・クォーツストーンとの違いまでを分かりやすく解説いたします。仕様検討の参考にお役立てください。

メラミンカウンター(メラミン化粧板)とは

メラミンカウンターとは、表面に「メラミン化粧板」を用いたカウンター天板のことです。メラミン化粧板は、紙にメラミン樹脂を含浸させ、高温・高圧でプレス成形した化粧材です。

メラミン化粧板の構成

一般的なメラミン化粧板は、次のような層で構成されています。

  1. 表面層(化粧層): 色柄を印刷した化粧紙にメラミン樹脂を含浸させた層です。木目や石目、単色などの意匠を担います。
  2. 芯層(コア): フェノール樹脂を含浸させたクラフト紙などを重ねた層です。用途に合わせて様々な組み合わせがあります。

これらを重ねて熱と圧力をかけることで、樹脂が硬化し、一枚の硬い化粧板に仕上がります。カウンターとして使う場合は、この化粧板を合板などの木質系の芯材に貼り合わせて、天板に仕立てるのが一般的です。

JIS規格での位置づけ


メラミン化粧板には高圧と低圧があり、カウンターなどに用いられる高圧メラミン化粧板は、JIS規格で『熱硬化性樹脂高圧化粧板』に分類されます

  • JIS K 6903:  性能や主な用途による種類の体系を定めています。基材に貼り合わせて使う厚さ2mm未満の「普通高圧化粧板」と、厚さ2mm以上の「厚物用高圧化粧板」があります。
  • JIS K 6902: 試験方法を定めています。耐摩耗性、耐煮沸性、耐熱性、耐衝撃性、引っかき硬さ、耐汚染性、耐光性などの項目があります。

各性能の数値は、メーカーや品番によって異なります。仕様を決める際は、採用する品番のカタログや仕様書などで性能をご確認ください。

メラミンカウンターの「5つの特徴」

① 硬く、傷がつきにくい表面

メラミン化粧板は、表面のメラミン樹脂層が硬く、傷がつきにくいとされています。書類やパソコン、商品の出し入れが多い受付やレジ周りなど、日常的に物が行き交うカウンターでも、表面の仕上がりを保ちやすい素材です。日常的に使用するカウンターでも、美観を保ちやすい素材です。

② 表面の汚れを拭き取りやすい 

表面は耐水性や耐汚染性に優れ、汚れが浸透しにくい特性があります。コーヒーやインクなどが付いた場合も、固く絞った布で拭き取りやすく、日常の拭き掃除で清潔を保ちやすいのが特長です。不特定多数の方が利用する店舗や施設でも、日々の清掃の手間を抑えられます。

③ 共通の試験方法で性能を評価できる

メラミン化粧板は、共通の試験方法が定められているため、製品の性能を客観的に評価することができます。具体的な耐熱温度などは、採用する品番のカタログ値をご確認ください。天板表面を美しく保つため、熱いものを置く際は鍋敷きなどの併用をおすすめしています。

④ 色柄のバリエーションが豊富

化粧紙に色柄を印刷する構造のため、単色のほか、木目、石目、レザー調など、様々な質感を再現した色柄がそろっています。近年は表現力も大きく向上しています。キッチンや収納の扉材と同じ色柄で揃えれば、空間全体に統一感を持たせられます。店舗のブランドカラーや内装のテーマに合わせた提案がしやすいのも、設計者にとって大きな魅力です。

⑤ 芯材と小口の仕上げを組み合わせて構成できる

メラミンカウンターは、化粧板を木質系の芯材に貼り合わせて構成します。そのため、天板の厚みや大きさを用途に合わせて計画しやすく、天板全体を比較的軽量に構成しやすいのが特徴です。

小口(こぐち)の仕上げにも、同じ色柄の化粧板を貼って天板と一体感を出す方法や、化粧板を曲面に成形して端部を丸く仕上げる「ポストフォーム」などの選択肢があります。(対応する化粧板・加工仕様の場合)人が触れる機会の多いカウンターでは、端部の形状も使い心地を左右する要素の一つです。

設置方法によって必要な下地や固定方法が異なります。設置場所に応じて適切な施工方法をご検討ください。

人工大理石・クォーツストーンとの構造の違い

カウンター素材は、素材ごとに構成や仕上げ方が異なります。どの素材にもそれぞれの持ち味があり、用途や意匠、空間のコンセプトに応じて選ばれています。ここでは、仕様検討の参考として構造の違いを整理します。

素材構成小口の仕上げ方意匠の特徴
メラミンカウンターメラミン化粧板を木質系の芯材に貼り合わせて構成同じ色柄の化粧板を貼る仕上げ、ポストフォームによる曲面仕上げなど印刷による多彩な色柄(単色・木目・石目・レザー調など)
アクリル系人工大理石水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、顔料などで構成素材そのものを面取り・研磨して仕上げる単色や石目調。専用接着剤で一体化させる意匠にも用いられる
クォーツストーン水晶を含む天然鉱物を使用した人造素材素材そのものを研磨して仕上げる。前垂れ接着加工で厚みを持たせる意匠もある天然石を思わせる柄や無地調

素材選びでは、「どんな空間に、どんな表情のカウンターを導入したいか」が出発点になります。各素材の特徴は、ダイワ建材の「素材の選び方・特徴」ページでもご紹介しています。

ダイワ建材でのメラミンカウンターの取り扱い

ダイワ建材では、人工大理石やクォーツストーンなどの天板に加えて、メラミン化粧板を用いたカウンターのご相談も承っています。空間の用途や意匠に合わせて素材を検討したい場合も、お気軽にお問い合わせください。

まとめ:用途と意匠に合わせて選ばれるメラミンカウンター

メラミンカウンターは、メラミン樹脂を含浸させて高圧成形した化粧板を天板に仕立てたカウンターです。硬く傷がつきにくい表面、拭き取りやすさ、JISで性能を確認できる安心感、豊富な色柄、芯材や小口の仕上げを組み合わせられる自由度を備えています。店舗やオフィス、医療・福祉施設、住宅まで、幅広い現場で選ばれている素材です。

採用を検討する際は、空間の用途や使い方に合った品番と、小口の仕上げをあわせて検討するのがおすすめです。素材選びの参考にお役立てください。

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