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人工大理石・クォーツ・セラミックは熱に強い?素材別の注意点と鍋敷きなどのケア方法

「人工大理石のカウンターに熱い鍋を置いても大丈夫?」「セラミックなら熱に強いと聞いたけれど、本当に直置きしてよいの?」。キッチン天板の素材選びでは、熱への強さがよく話題になります。

天板の熱に対する性質は、素材によって異なります。同じ素材でも、メーカーや製品ごとに公表している性能は異なるため、一律に「何℃まで大丈夫」とは言い切れません。今回は、天板の加工・販売を手がけるダイワ建材の視点から、主な天板素材の熱に対する特性と注意点、引き渡し後のトラブルを防ぐためのケア方法を解説いたします。

素材別|熱に対する特性と注意点

素材熱に対する特性注意したいリスク
アクリル系人工大理石樹脂を含むため、高温には比較的デリケート熱い鍋ややかんの直置きによる変色・変形、ひび割れ
クォーツストーン天然鉱物を主成分とし、日常の使用では熱に強いとされる結合材の樹脂部分の変色、急激な温度変化による破損
セラミック無機物で構成され、高い耐熱性を備える長時間の高温接触や局所的な急加熱による破損、表面へのダメージ

アクリル系人工大理石

アクリル系人工大理石は、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、顔料などで構成されています。樹脂を含むため、火から下ろしたばかりの鍋ややかんを直接置くと、変色や変形、ひび割れの原因になることがあります。熱いものを置く際は、必ず鍋敷きを使いましょう。

クォーツストーン

クォーツストーンは、水晶を含む天然鉱物を約90%使用した人造素材です。日常の使用では熱に強いとされる素材ですが、鉱物をつなぐ結合材には樹脂が使われています。高温の鍋を長時間置くと樹脂部分が変色したり、急激な温度変化によって破損事例が発生したりすることがあります。

セラミック

デクトンなどのセラミックは、無機物で構成されているため、高い耐熱性を備えています。ただし、高温の調理器具との長時間の接触や、局所的な急加熱は避ける必要があります。天板表面を保護するためにも、日常のご使用では鍋敷きの併用をおすすめします。コンロやオーブンなどの金属部分が直接天板に触れないよう注意し、直火が触れる環境でのご使用は避けてください。

設計段階で押さえておきたい3つのポイント

① 熱源機器まわりの計画

コンロやIHクッキングヒーターを組み込む開口部は、調理中の熱の影響を受けやすい場所です。開口部の角は、応力集中(力の集中)を避けるため、適切なR加工を行います。機器との離隔寸法は、各機器の施工説明書で指定された内容を図面に反映しておきましょう。

② 熱を出す家電の置き場所

炊飯器や電気ケトル、ホットプレートなど、熱を出す家電を天板上で使う場合は、あらかじめ定位置を決めておくと安心です。耐熱マットを敷いて使う前提で、置き場所とスペースを計画しておくことをおすすめします。

③ 施主様への使い方の共有

熱によるトラブルの多くは、日常の使い方で防げます。引き渡しの際に、選んだ素材の熱に対する特性と、鍋敷きの使用などのケア方法を施主様に共有しておくことで、引き渡し後のトラブルを未然に防ぎやすくなります。

熱によるダメージを防ぐ日常のケア方法

素材を問わず、次のケアを習慣にすることで、天板を長く美しく使い続けやすくなります。

  • 熱い鍋ややかん、フライパンは、鍋敷きや耐熱マットの上に置く
  • 熱を出す家電は、耐熱マットを敷いて使う
  • 冷えた天板に熱いものを置くなど、急激な温度変化を避ける
  • 高温の鍋を長時間置いたままにしない

日常のお手入れ方法については、「アルコール消毒や洗剤は使える?クォーツストーンや人造大理石のお手入れ方法を解説」でもご紹介しています。

まとめ:素材の特性を知り、鍋敷きを習慣に

天板の熱に対する強さは素材によって異なり、セラミックのように耐熱性の高い素材でも、使い方によってはダメージを受けることがあります。設計段階で熱源機器や家電の置き場所を計画し、施主様に鍋敷きの使用などのケア方法を共有しておくことが、引き渡し後のトラブル防止につながります。

素材選びや機器まわりの納まりでお悩みの際は、ダイワ建材までお気軽にご相談ください。

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